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 三菱重工業は,原子力の総合エンジニアリング機能を強化するために,グループ会社3社を合併する。合併するのは,エンジニアリング開発(本社横浜市)とコンピュータソフト開発(本社東京),新型炉技術開発(同)の3社。2009年4月1日付で「MHI原子力エンジニアリング」が発足する。

 上記の3社は,軽水炉や新型炉・燃料サイクル施設の開発・基本設計を担当していた三菱原子力工業(1995年に三菱重工と合併)の100%出資会社として設立された。エンジニアリング開発は,原子力プラントと関連設備の計画・設計・解析,関連ソフトの開発を行っている。コンピュータソフト開発は,原子力施設の設計評価や安全性・信頼性評価などを展開する。3社の合併により,これまでより柔軟にリソースを活用するほか,ベテラン技術者による技術伝承を加速させて技術基盤を強化。炉心設計や安全解析からプラント設計まで,原子力の総合エンジニアリング機能の強化を図る。

 新会社は国内の原子力市場を基軸としながら,次世代炉の開発を進める。世界規模で展開する三菱重工の炉「US-APWR」「EU-APWR」,仏AREVAグループと共同で開発している「ATMEA1」事業への参画も強化する。資本金は9000万円。三菱重工が100%を出資する。