PR
4/1朝まで
どなたでも有料記事が読み放題「無料開放デー」開催中!
写真1 端末のテレビ電話回線を使い,画像認識によってARを実現する。乗用車のポスターを撮影すると,その映像の上に3D描画の乗用車が現れる
写真1 端末のテレビ電話回線を使い,画像認識によってARを実現する。乗用車のポスターを撮影すると,その映像の上に3D描画の乗用車が現れる
[画像のクリックで拡大表示]

 Mobile World Congress 2009の開幕に先立つ2009年2月15日,バルセロナ市内のホテルでは「ShowStoppers」という関連イベントが開催された。ここでは仏アルカテル・ルーセントが拡張現実(AR=Augmented Reality,参考記事)サービスを公開し(写真1),来場者の注目を集めていた。

 アルカテル・ルーセントが出展したのは「モバイル・エンハンスド・リアリティ」というサービス。カメラ機能が付いた携帯端末と3Gのインフラに,画像認識機能を用いることでARを実現している。具体的には,端末のテレビ電話機能を使って,物体を撮影すると,3Gのアクセス網を経由して,事業者のコア・ネットワーク側で端末が撮影した物体を画像認識する。その物体が何かを認識したら,コア・ネットワーク側でその物体の映像に3D画像を重畳し,端末側にテレビ電話の映像として再び伝送する。デモでは,乗用車の形を画像認識するエンジンを使い,乗用車のポスターを撮影する端末のディスプレイ上に,3D描画の映像が加わる様子を披露していた。

 同社の説明者は,端末には特別なソフトウエアのインストールの必要がなく,コア・ネットワーク側に画像認識サーバーを追加で用意するだけで実現できるのが特徴と話す。既に欧州のいくつかの事業者と話し合いを進めており,今後2~3週間の間に採用予定の事業者を公開できる見込みという。