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図1 3次元UI「S-Class UI」を採用したタッチ・パネル方式の携帯電話機「ARENA」
図1 3次元UI「S-Class UI」を採用したタッチ・パネル方式の携帯電話機「ARENA」
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図2 直方体を回転させるように指で操作して画面を選択
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図3 表示に奥行き感を持たせることで直感的に操作できるようにした
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図4 腕時計型携帯電話でテレビ電話を実演
図4 腕時計型携帯電話でテレビ電話を実演
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 韓国LG Electronics, Inc.は,スペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2009」において,奥行き感を持たせた3次元のユーザー・インタフェース画面を特徴とする携帯電話機「ARENA」を公開した(図1)。また,会期中に同社が開催したプレス向けイベントでは,腕時計型の携帯電話機を用いてテレビ電話を行う様子を見せた。

 ARENAは3.0型でWVGAのタッチ・パネル・ディスプレイを採用しており,奥行き感を出して表示される物体を指で動かすようにして操作する。新たに開発したこのユーザー・インタフェースを,LG Electronics社は「S-Class UI」と呼んでいる。例えば,ウイジェットを張り付けた画面など四つを直方体の4面に割り当てて表示し,ユーザーが直方体を回転させて任意の画面を選べるようにしている(図2)。また,画像や音楽などのファイルを回転式の住所録のように表示させて,指でスクロールしながら探しやすいようにするといった工夫を施した(図3)。移動体通信方式としてHSDPA/UMTS,GPRS/EDGE/GSMに対応するほか,無線LAN機能でのネットワーク接続も可能である。米Advanced Micro Devices, Inc.(AMD社)のプロセサを採用したと説明するが,型番などの詳細は明らかにしていない。

 プレス向けイベントで最初に壇上に立ったLG Electronics社 President & CEO, Mobile Communication CompanyのSkott Ahn氏は,「今日は特別なゲストを呼んである」と述べて,左手にはめた腕時計らしきものを操作し始めた。「やあ,スティーブ」。Skott Ahn氏が操作したのは同社が「2009 International CES」で初めて公開した腕時計型携帯電話機「Watch Phone」(Tech-On!の関連記事)で,その通話相手として画面に登場したのは米Microsoft Corp. CEOのSteve Ballmer氏だった(図4)。Watch Phoneでのテレビ電話を公の場で実演したのは初めてである。


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