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モデル修復機能の例。赤く表示されている個所がギャップ(すき間)を示す。右側に表示されているチェックマークをクリックすると,自動的に修復される。
モデル修復機能の例。赤く表示されている個所がギャップ(すき間)を示す。右側に表示されているチェックマークをクリックすると,自動的に修復される。
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 米SpaceClaim社は2009年2月17日,ノンヒストリーベースの3次元CAD「SpaceClaim」シリーズのラインアップを一新し,「SpaceClaim Engineer」「SpaceClaim Style」の2製品を発売した。国内総販売代理店であるサイバネットシステム(本社東京)が受注を開始した。上位版のSpaceClaim Engineerは「SpaceClaim Professional 2008」の後継で,形状簡易化などの解析前準備機能が搭載されている。

 SpaceClaimには,従来から,ANSYSなど解析ソフトとの相互連携機能や主要なCADフォーマットの入出力機能が搭載されていた。モデリング履歴に拘束されず,形状を直観的に編集できる3次元ダイレクトモデリング機能も備え,解析や詳細設計,製造などの他工程や他のシステムとの連携を図りやすいという特徴を持つ。

 SpaceClaim Engineerでは,モデルの欠落面などを検出/修復するクリーンアップ機能,形状簡易化機能を搭載。解析前の準備を効率化し,CAD操作に不慣れな解析担当者の作業負担を減らすことで,製品開発工程におけるボトルネックとなっていたデータの受け渡しの際のタイムラグ解消を図っている。

 一方,SpaceClaim Styleは,基本的な3次元モデリングや,三面図の作成や寸法記入といった構想設計図面作成が可能な低価格版。SpaceClaim Engineerから,解析前準備機能や板金モデリング機能,仕上げ記号や交差記号など一部の作図機能が省略されており,追加できるオプションはレンダリングモジュールのみ,APIを利用できないといった制限がある。

 SpaceClaim Engineerと同Styleに共通する強化項目としては,以下のようなものがある。まずモデリング機能では,寸法値の変更でモデル形状を駆動できるようになったほか,カーブやスイープの作成機能を強化。サーフェス関連では,曲面品質の分析/測定機能,ビジュアル機能の2点が強化された。勾配解析などの製造性検証,曲率解析やゼブラマッピングなどの曲面品質検証機能が搭載されたほか,スタイル検討のためサーフェスに画像や動画を貼り付けるといった操作が容易になった。

 SpaceClaim社によれば,SpaceClaimはその操作のなじみやすさから,特に設計の上流段階(構想設計段階)で有効に使うユーザーが増えているという。構想設計では製品全体の成り立ちを検証するため,CAEツールとの連携も必要になることから,関連機能を強化した。

 価格は,SpaceClaim Engineerが45万4650円,同Styleが24万4650円(いずれも税込み,初年度保守料金を含む)。CATIA V5やPro/ENGINEER,SolidWorksなどのネイティブファイル入出力機能はオプション(別料金)。

連絡先:スペースクレイム・ジャパン
TEL:03-3868-0255
URL:http://www.spaceclaim.co.jp/