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 半導体関連の市場調査を手掛ける米IC Insights, Inc.は2009年2月23日,DRAMの世界売上高が2009年第1四半期(1月~3月)を底に,第2四半期(4月~6月)から回復するとの予測を発表した(発表資料)。IC Insights社は,メーカー各社の減産により今後,DRAMの価格が上昇すると予測。また,DRAMを採用する機器の需要も回復するとみている。

 IC Insights社によれば,2009年第1四半期のDRAM世界売上高は前期比5%減の42億米ドルになる見込み。その後は第2四半期が前期比17%増の49億米ドル,第3四半期が同21%増の59億米ドル,第4四半期は同15%増の68億米ドルと右肩上がりに成長するという。ただし,通期でみると,2009年のDRAM世界売上高は前年比12%減の223億米ドルになる見通し。

 平均販売単価は,低下する可能性は低く,急速な上昇もありうるとIC Insights社は予測する。ドイツQimonda AGの破産やメーカー各社の200mmウエハー対応工場の閉鎖で供給量が絞り込まれるため,値上がりが見込めるとした。実際に,512Mバイト品や1Gバイト品では,年始からこれまででスポット価格が約40%上昇した品種もあるという。

 DRAM以外のメモリ市場も同様の回復を見せるとIC Insights社はみている。ただし,DRAMほどの大幅な回復はなく,例えばNANDフラッシュ・メモリの2009年第4四半期の世界売上高は同年第1四半期に比べて16%増(DRAMは63%増)になる見込み。IC Insights社は,NANDフラッシュ・メモリの2009年通期の世界売上高が前年実績を24%下回ると予測した。

DRAMとNANDフラッシュ・メモリの世界売上高予測(出典:IC Insights)
DRAMとNANDフラッシュ・メモリの世界売上高予測(出典:IC Insights)
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