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 無線通信規格「ZigBee」の普及を推進するThe ZigBee AllianceとRFリモコン技術の規格策定を行うRF4CE(Radio Frequency for Consumer Electronics)コンソーシアムは,RFリモコンの標準規格を策定することで合意したと発表した(発表資料)。RFリモコンは応答速度が速く,操作する機器にリモコンを向けなくても操作できる「見通し外操作」や,AV機器とリモコンの双方向通信などを可能にする技術。今回の合意を受けて,The ZigBee Allianceは家庭用電子機器分野へ幅広く参入していくとする。

 具体的には,The ZigBee Allianceが提供するセンサやコントローラー向けの仕様の中に,RF4CEコンソーシアムの規格version 1.0を取り込む。新しい仕様は,2009年1~3月期中にThe ZigBee Allianceの加盟企業に向けて提供する予定。同仕様は,ホーム・エンタテインメント機器の操作,車庫のドアの開閉,キーレス・エントリー・システムといった幅広い商品に向けて策定されるもので,さまざまな製品などに容易に実装できる,低コストの仕様という。

 ZigBee AllianceとRF4CEコンソーシアムが共同で策定する仕様は,2.4GHz帯のIEEE802.15.4の物理層とMAC層を用いる。低消費電力で,即時応答する通信が可能という。加えて,無指向性で信頼性の高い双方向無線通信や,他の2.4GHz帯無線通信との共存を可能にする自動周波数移動,簡易なセキュリティ設定などの特徴を持つ。

 ZigBee Allianceは2009年4~6月期中に,既存の仕様や公開アプリケーション・プロファイルに対応するテスト・プログラムを開発する計画。このテスト・プログラムが開発された後は,認証された検査機関で,認証検査を受けられるようになるという。

 RF4CEコンソーシアムは,2008年にRFリモコン技術の標準規格策定に向けて,オランダRoyal Philips Electronics社,韓国Samsung Electronics Co., Ltd.,ソニー,パナソニックの4社によって設立されたコンソーシアムである(Tech-On!の関連記事)。