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 米カリフォルニア州環境保護庁(California Environmental Protection Agency:Cal/EPA)のカリフォルニア大気資源委員会(California Air Resources Board:CARB)は,コンピュータ用半導体チップの製造業やその他の産業で使用されている,地球温暖化を促進する可能性のある化学物質に対する規制を制定した(発表資料)。一部については,段階的に使用を廃止するという。今回規制対象となるのは,CO2と比べて何倍も地球温暖化を促進する可能性のある化学物質。

 半導体産業に対しては,コンピュータ用半導体チップの製造および関連事業で使用されるいろいろな温室効果ガスについて,排出量の最大許容値が設定される。さらに,規制対象のガスに関する報告や記録の保存も求められる。この規制の影響を受けるのは約85社で,その多くはSilicon Valleyに拠点があるという。

 電力用機器やコンピュータ用半導体チップの製造以外に用いられる六フッ化硫黄の使用を制限する規制も設ける。六フッ化硫黄は今後数年の間に,特定の用途を除いて使用そのものを段階的に禁止する計画。六フッ化硫黄は今回対象となった温室効果ガスの中で最も温室効果が高く,大気中に1ポンド放出された場合の温室効果は,10トン分のCO2排出に相当する。これは自動車で2万5000マイル走行した場合とほぼ等しいという。