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画面寸法は9.7型
画面寸法は9.7型
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厚さは15.5mm
厚さは15.5mm
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今回の製品の位置付け
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A4判のドキュメント1万枚を端末に保存できることをアピール
A4判のドキュメント1万枚を端末に保存できることをアピール
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 ブラザー工業は,電子ペーパーを利用した情報端末「ブラザー ドキュメント ビューワ SV-100B」を2009年6月1日に発売する。「A4判のドキュメント1万枚分を保存して持ち運べる」(同社)ことをウリにする。メンテナンス現場におけるサービス・マニュアルの表示などのほか,大量のドキュメントを持ち運ぶ訪問医療の現場や弁護士・税理士などに向ける用途を想定する。基本的には法人向けの販売を想定しており,価格はオープン。同社の直販サイトでは13万9800円で販売する。

 端末の厚さは15.5mmで,重さは約600g。ドキュメントのデータは,2GバイトのmicroSDカードに格納する。電池の駆動時間は約83時間(コンテンツ表示の切り替え間隔を1分とした場合,約5000ページに相当)である。

 搭載する電子ペーパーの画面寸法は9.7型で,画素数は1200×825。白黒表示で,表示階調は4。表示の切り替え時間は1秒以下という。米E Ink Corp.製の電子ペーパーを採用した。

 ドキュメント・データは,プリンターと同じような使い勝手で端末に転送できる。具体的には,まず,同梱のプリンター・ドライバをパソコンにインストールしておく。端末をUSBでパソコンに接続し,パソコン上の所望のドキュメントを印刷(通常の印刷と同様な操作)すると,ドキュメントのデータが端末に転送される。

 専用のプリンター・ドライバで,端末に表示できる独自のフォーマットに変換している。このため,どんなアプリケーションのドキュメントであっても,印刷操作さえ可能なデータであれば端末に転送できる。

 米Amazon.com,Inc.の電子ブック「Kindle」をはじめとする既存の電子ペーパー端末との違いについて,ブラザー工業は,搭載する電子ペーパーの画面寸法の大きさや,電池駆動時間の長さなどを挙げる。電子ペーパーの画面寸法である9.7型は,ほぼA5判に相当する大きさ。さらに,表示方向を90度回転させると,ドキュメントの横幅がほぼA4判と同じになる。こうした点が,ドキュメントの視認性の向上につながるとする。

 電池駆動時間を長くするために,他社の電子ペーパー端末に見られるような通信機能やタッチパネルなどは搭載せず,極力簡素な機能にとどめた。

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