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図 下が光通信用の光源として利用するレーザで,上が光増幅器用励起光源に使うレーザである。
図 下が光通信用の光源として利用するレーザで,上が光増幅器用励起光源に使うレーザである。
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 古河電気工業は,光通信向けレーザ事業を強化する(発表資料)。具体的には,光源として利用する波長可変レーザの製造ラインの増設と,光増幅器用励起光源に使う半導体レーザの製品ラインナップの拡充である。波長可変レーザの製造ラインの増設に踏み切るのは,「予想外の需要増加に対応するため」(同社)とする。

 波長可変レーザの需要が伸びているのは,従来のDFBレーザに比べて,光通信システムの運用効率が向上するためだという。このため,2005~2008年にかけて,年率で「倍近い数量が出ている。金額ベースだと年率40%ほどの伸び」(古河電気工業)だという。現在は北米市場がけん引役とする。今後は新興国市場での伸びも期待する。

 需要の伸びとともに,従来の千葉工場の1ラインに加え,タイの子会社Furukawa FITEL Co., Ltd.に1ラインを増設した。合計2ラインで月産4000個の生産が可能とする。2009年4月には千葉工場のラインをタイ工場に移す予定である。

 波長可変レーザの増産体制の構築とともに,光増幅器用励起光源に使う980nmの半導体レーザに高出力品を追加する。同社従来品では,光出力450mWが最大だったが,新たに550mWの品種を増やす。

 2009年3月よりサンプル出荷を開始し,同年10月以降に量産開始する予定である。今後も高出力品を拡充する考えで,2010年度に600mW以上,2011年度に750mW以上の製品を発売する計画だという。

《訂正》記事掲載当初,本文第3段落にて,「2009年4月にはタイ工場のラインを千葉工場に移す予定」としておりましたが,正しくは「2009年4月には千葉工場のラインをタイ工場に移す予定」です。おわびして訂正いたします。記事は既に修正済みです。