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第4四半期のメーカー別出荷台数シェア
第4四半期のメーカー別出荷台数シェア
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2008年通期のメーカー別出荷台数シェア
2008年通期のメーカー別出荷台数シェア
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 IDC Japanは,2008年第4四半期および通期における携帯電話機の国内市場調査の結果を発表した(発表資料)。2008年第4四半期の国内出荷台数は,対前年同期比32.8%減の809万台。5四半期連続のマイナス成長となった。出荷台数,増減率ともに,過去5年間で最低を記録したという。同社は,市場縮小の主な要因として,(1)本格的な「割賦販売方式」への移行によってユーザーが端末を買い控えていること,(2)通信事業者の抱える在庫が完全に解消されず,出荷台数に悪影響を与えていること,(3)景気低迷による販売台数の落ち込みに歯止めがかからないこと,の3つを挙げる。

 第4四半期のメーカー別の出荷台数シェアを見ると,直前期と比べて上位5社の順位に変動はなかった。首位はシャープの25.2%。同社は11四半期連続して首位を維持している。シェアは直前期比で1.3ポイント上昇した。ただし,出荷台数自体を見ると,市場悪化に伴って2ケタの減少となっている。2位はパナソニック モバイルコミュニケーションズで,シェアは直前期と同水準の16.6%。3位はNECで15.5%のシェアだった。同社は,上位メーカーの中では唯一,前年同期比で出荷台数が増えたという。安定した販売実績を残し始めており,NTTドコモ向けの「FOMA」シリーズにも復調の兆しがあるという。以下,富士通の9.4%,ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの8.7%と続いた。

 2008年通期で見ると,出荷台数は対前年比18.1%減の4222万台だった。1年間で900万台以上も減少したことになるという。メーカー別の出荷台数シェアを見ると,上位4社の順位は第4四半期と同じ。首位のシャープは23.2%,2位のパナソニック モバイルコミュニケーションズは16.3%,3位のNECは13.0%,4位の富士通は10.5%を占める。5位には東芝が入り,9.0%のシェアを占めた。

 IDC Japanによれば,2009年前半も景気悪化の影響を受け,厳しい出荷状況が続く見通し。2009年も,2008年に続いて出荷台数が大幅に減少する可能性が高いとする。