気象情報専門チャンネルなどを運営するeTENとアクトビラは共同で,天気予報の内容に連動して広告コンテンツが変化する広告サービス「e-天気.net」を,2009年4月1日から提供すると発表した(発表資料)。アクトビラが手掛けるデジタル・テレビ向けの映像配信サービス「アクトビラ」上で提供する。2009年3月11日から,試験サービスの提供を開始している。
e-天気.netは,天気予報や花粉情報の変化に連動して,リアルタイムにバナーや音声,ページの背景,動画番組といった広告の要素が変化するサービス。単一広告や,ランダムに切り替わるバナーとは異なり,高い広告効果や付加価値を期待できるという。
広告要素の構成によって,大まかに分けて三つのメニューを用意する。具体的には,(1)天気予報ページ内の音声やバナー,背景広告を天気や時間に連動して変化させる,(2)天気に連動した広告用の特集ページを制作する,(3)天気に連動した動画広告番組を制作し,VODで配信する,の三つである。なお,同サービスで提供する天気予報は,ユーザーが登録した郵便番号に対応しているため,地域ごとに違う広告を表示することができるという。
eTENとアクトビラは,同サービスを新しい広告商品として,2009年4月から共同で販売していく予定。今後は,お花見やゴルフといったレジャー情報と連動したターゲティング広告や動画広告などを共同開発する予定とする。