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 現在の深刻な景気低迷がカメラ・メーカーにおける合従連衡を引き起こしている。台湾Asia Optical Co., Inc.(亞洲光學,以下亞光)と,Flextronics International Ltd.(以下Flex)が香港に合弁会社を設立する(告知,民国98年3月23日の欄参照)。

 両社は受託設計・製造の大手。亞光は,レンズの製造技術力で日本企業から一目も二目も置かれている企業だが,カメラ本体の生産台数は,1000万台に遠く及ばず,量産効果の引き上げが課題だった。

 一方Flexは,米Eastman Kodak Co.のカメラ設計・製造部門を買収。Kodak社やカシオ計算機などから受注しており,生産台数は1000万台を超える。ただし,Flex自体は,2008年12月と2009年3月に相次ぎ人員削減を発表するほど業績が悪化している(Yahoo! FINANCE中の損益計算書)。

 今回の合弁会社設立は,亞光が量産効果と電子関連の技術力の向上を狙ったもの。受託生産台数では,台湾Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.(鴻海),三洋電機に次ぐ3位に浮上するだろう。Flexが持つ長野県茅野市などの事業所は,合弁会社の指揮下に入るとみられる。