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 ミスズ・サンメディカルHD(本社長野県諏訪市,以下MSHD)と旭化成の両社は,MSHDの100%子会社であるサンメディカル技術研究所(本社長野県諏訪市,以下サンメディカル)が開発中の体内植め込み型左心室補助人工心臓「エヴァハート」の事業について,日本を除く全世界で展開していくことで基本合意した。エヴァハートは,東京女子医科大学や早稲田大学,米国ピッツバーグ大学などの協力を得て,サンメディカルが独自のマイクロメカトロニクス技術を駆使して開発した,唯一国産の体内植込み型補助人工心臓。海外の補助人工心臓に比べて,血液循環補助能力やポンプ部の耐久性などに優れるとされる。日本を除く全世界に事業展開していくことで,2015年度に売上高40億円,2020年度には同250億円を目指す。

 日本国内についてはMSHDが単独で,その他の地域に関しては両社が協力して事業を推進していく。具体的には,北米地域は,EVAHEART Medical USA(本社デラウエア州,以下EMUSA)がエヴァハートの臨床開発/許認可取得/販売を担当する。EMUSAはサンメディカルの100%米国法人だったが,2009年4月1日付で旭化成が750万米ドルを出資。その結果,出資比率が旭化成60%,サンメディカル40%の合弁会社となった。2009年中に治験を,2015年度には販売を開始する。

 一方,北米と日本を除く地域では,サンメディカルと旭化成が2009年度中に合弁会社を設立し,その新会社がエヴァハートの臨床開発/許認可取得/販売を手掛けることになる。出資額など詳細は未定だが,出資比率はサンメディカルが60%,旭化成が40%になる予定。2011年度の販売開始を目指す。