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図1 Windows CEを利用したコンピュータ機能を備えたJoin Technology社の「JP77」。
図1 Windows CEを利用したコンピュータ機能を備えたJoin Technology社の「JP77」。
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図2 WE3 Technology社が出展した超小型プロジェクター。同社が配布していた資料に掲載されているものとは大きく異なる外見で,「3M」のロゴが表示されていた。「中身は同じ」(同社)とする。
図2 WE3 Technology社が出展した超小型プロジェクター。同社が配布していた資料に掲載されているものとは大きく異なる外見で,「3M」のロゴが表示されていた。「中身は同じ」(同社)とする。
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図3 SCT Optronics社が出展した,プロジェクター機能付き携帯電話機「LitPhone」。
図3 SCT Optronics社が出展した,プロジェクター機能付き携帯電話機「LitPhone」。
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図4 USBインタフェースで出力する超小型プロジェクターも開発した。
図4 USBインタフェースで出力する超小型プロジェクターも開発した。
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 香港で開催中の「Hong Kong Electronics Fair (Spring Edition)」(2009年4月13~16日,主催:Hong Kong Trade Development Council)には,多くの企業が超小型プロジェクターを出展した。光学系の標準部品の登場によって超小型プロジェクターを開発しやすくなったことを象徴している。文書ファイルを表示するためにパソコン相当の機能を盛り込んだ製品や,携帯機器向けテレビ放送の受信機能を盛り込んだ製品などがあり,プロジェクターとしての表示機能のほかにどんな機能を盛り込むかで自社製品を特徴づけようとしていた。

 香港Join Technology Ltd.は「Pocket Computer Projector」と称する超小型プロジェクター「JP77」を出展した(図1)。400MHz動作のARM 9コアを集積したプロセサを搭載し,OSにWindows CE 5.0を採用してパソコン相当の機能を持たせた。64Mバイトのフラッシュ・メモリを搭載するほか,SDメモリーカードのスロットを備える。これらのストレージに記録した文書ファイルを閲覧したり,編集したりできる。筐体の上面に配置したタッチ・パッドと,USB 1.1インタフェースで接続したキーボードなどで操作する。外形寸法は138.5mm×58.5mm×25.0mm。表示素子にはLCOSを利用した。連続使用時間は約4時間という。OEM価格は199米ドル。

 携帯機器向けテレビ放送の受信機能を盛り込んだ超小型プロジェクター「WE8626」を出展したのが香港WE3 Technology Co. Ltd.である(図2)。中国の放送規格である「CMMB(china multimedia mobile broadcasting)」や「DVB-TH」の受信モジュールを組み込む。「日本の顧客から要望があればISDB-T(のワンセグ)にも対応する」(WE3社)。テレビ放送の受信モジュールは独自開発と説明する。香港Solomon Systech Ltd.のマルチメディア・プロセサを用いており,SDメモリーカードに記録した動画や音楽の再生,静止画のスライドショーといった機能を持つ。表示素子はLCOSで,テレビ受信時の連続使用時間は1.5時間以上。OEM価格は「300米ドル以下」(WE3 Technology社)。

 中国SCT Optronics Company Ltd.は,プロジェクター機能を備えたGSM対応携帯電話機「LitPhone」を出展した(図3)。タッチ・パネルで操作する端末で,CMMBの受信機能も備えるという。AV端子で外部から入力した映像のほか,CMMB方式のテレビ放送や,miniSDメモリーカードに記録した動画などをプロジェクター機能で表示できる。外形寸法は122.4mm×59.2mm×21.1mmで,重さは190g。1000個注文時のOEM価格は250米ドル。このほかSCT Optronics社は,パソコンからUSBインタフェースで映像を出力できる超小型プロジェクター「PCLit」を出展した(図4)。USBインタフェースで電力も供給するため,電池は備えていない。パソコンのディスプレイとは別の内容を表示させる,サブディスプレイとしての利用も可能である。SCT Optronics社のプロジェクター製品は,いずれも表示素子にLCOSを採用している。