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 フィンランドNokia Corp.の2009年第1四半期(1月~3月)決算は大幅な減収減益になった(発表資料)。売上高は前年同期比26.7%減の92億7400万ユーロ,営業利益は同96.4%減の5500万ユーロである。地図データ・サービス事業を手掛ける子会社の米NAVTEQ Corp.の営業損失1億2000万ユーロ,ドイツSiemens AGとの合弁会社であるNokia Siemens Networks社の営業損失3億6100万ユーロなどが全社の利益を圧迫した。

 携帯電話機の販売台数は前年同期比19%減,前期比18%減の9320万台だった。スマートフォンの「N」シリーズは500万台,「E」シリーズは300万台を出荷したという。携帯電話機の世界市場における同社推定の販売台数シェアは37%で,前年同期から2ポイント低下,前期とは同等になった。平均販売単価は65ユーロで,前年同期の79ユーロ,前期の71ユーロに比べ低下している。

 同社President and CEOのOlli-Pekka Kallasvuo氏は「第1四半期は販売チャネル全体で在庫調整が行われ,当社の端末販売も減少した。しかし在庫圧縮が進んだため,第2四半期の需要には期待できる」と述べた。Nokia社は第2四半期の端末販売台数が第1四半期比で同等か微増になると予測している。

 携帯電話機の世界市場に関しては,第2四半期も出荷台数が前年実績を10%ほど割り込むと予測した。前年実績に対する下げ幅は,下期よりも上期のほうが大きいとNokia社はみている。