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 液晶パネルの世界出荷が2カ月続けて前月実績を上回った。市場調査会社の韓国Displaybank Co., Ltd.によると,2009年3月の大型TFT液晶パネルの世界出荷枚数は前月比28.8%増の3840万枚になった(発表資料)。売上高も前月比30.0%増の40億米ドルと2カ月連続で増えている。液晶パネル・メーカー各社は前月比で工場稼働率を10~30ポイント引き上げて需要増に対応しているという。

10型以上のTFT液晶パネルの世界出荷枚数
(2008年3月~2009年3月,Displaybank調べ)
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 前月比で3割近く出荷が増えた理由についてDisplaybank社は「価格の低い今のうちに在庫を確保しておこうという機器メーカーが注文を増やしている。中国や北米,欧州など液晶テレビの売り上げが伸びている地域からの注文量が増えた」と説明する。液晶テレビ向けに限ると2009年3月の出荷枚数は1020万枚で前月比34.2%増,前年同月比でも18.6%増となった。

 メーカー別の売上高シェアは上位から順に韓国Samsung Electronics Co., Ltd.が29%,韓国LG Display Co., Ltd.が25%,台湾Chi Mei Optoelectronics Corp.(CMO)が15%となった。出荷枚数シェアはSamsung社が26%,LG Display社が25%,台湾AU Optronics Corp.(AUO)が15%をそれぞれ占める。

 Displaybank社によれば,液晶テレビやデスクトップ・パソコンの液晶モニタ向けの受注は2009年4月に入ってからも伸びているという。同社は,4月の液晶パネル出荷枚数は3月実績を10%ほど上回ると予測した。