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視野角100度の超広角ワイド・レンズ
視野角100度の超広角ワイド・レンズ
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10倍ズーム・レンズ
10倍ズーム・レンズ
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 NHKは,走査線の本数が4000本クラスのいわゆる「スーパーハイビジョン」の映像に向けた,視野角100度の超広角ワイド・レンズと10倍のズーム・レンズを開発したと発表した(発表資料)。超広角ワイド・レンズはフジノンと共同で,10倍のズーム・レンズはキヤノンと共同で開発した。

 スーパーハイビジョンの映像を撮影するレンズは,少なくとも縦幅1mmの間に白黒の線が240組認識できる解像度が求められるという。これまでの超広角レンズやズーム・レンズでは,この条件を満たすことができなかったが,今回,独自の光学配置や最新の光学材料などを用いることで,これを実現したとする。いずれのレンズも,縦幅1mmの間に白黒の線を250組以上認識できる解像度を持つ。

 超広角ワイド・レンズは,画面の隅々まで歪みを押さえたという。焦点距離は6.8mm。F値(開放絞り値)は2.1。歪率は±1.5%以下。大きさは,幅125mm×高さ125mm×長さ259mm。重さは4.5kg。

 10倍ズーム・レンズは,どの倍率でも十分な解像度を保てるとする。焦点距離は18~180mm。F値(開放絞り値)は2.2。視野角は5.1~48.3度。歪率は±1.5%以下。大きさは,幅185.3mm×高さ182.3mm×長さ422.2mm。重さは10.2kg。

 さらに,それぞれのレンズを電動で動かすためのユニットも開発した。従来のHDTV映像用のカメラと同等の操作性に加え,小型化,省電力化を図ったとする。

 なお,NHKは今回開発したレンズを,2009年4月20~23日に米国ラスベガスで開催される「2009 NAB Show(NAB)」に出展する予定である。