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 韓国Hyundai Motor社は、米国でブレーキランプとサスペンションの不具合により11車種、合計96万3305台をリコールすると発表した。

 ブレーキランプの不具合の対象となるのは「Accent」「Entourage」「Sonata」の2006~2007年モデル、「Tucson」の2005~2007年モデル、「Azera」「Elantra」「Santa Fe」の2007年モデル、「Veracruz」の2007~2007年モデルで、合計53万1894台。不具合は、ブレーキランプのスイッチが誤作動することがあるというもの。ブレーキペダルを踏んでもブレーキランプが点灯しなかったり、ブレーキペダルから足を離しても点灯し続けることがある。さらに、この故障が自動変速機のインターロック機構に影響し、「P」から変更できなくなるほか、横滑り防止装置にも影響し、ブレーキペダルを踏んでもクルーズコントロールシステムの作動が止まらないことがある。対策として全車両のブレーキランプスイッチを交換する。

 サスペンションの不具合は、融雪材の塩害によって前部サブフレーム、前部サスペンションのロアアーム、後サスペンションのトレーリングアームの内部が腐食するというもの。

 前部サブフレームが腐食する不具合の対象車は1999~2004年モデルのSonata、「XG300」「XG350」の2001~2004年モデルで、融雪材を使用する20州およびコロンビア特別区で登録された合計17万5765台。腐食が進むとサブフレームの鋼材が薄くなり穴が開くことがあり、騒音が大きくなる、タイヤのバランスが悪い、操舵しづらいなどの症状が出る。こうした感覚がなくても腐食が進んだ場合にはサブフレームからコントロールアームが外れ、駆動力がホイールに伝わらなくなり、ホイールがフェンダーに接触する恐れがある。対策として、全車両のサブフレームを点検し、穴が開いているものや鋼材が薄くなっているものは交換するとともに、交換しなかったものも含めて、防食材で処理する。

 前部ロアアームの不具合の対象車は、Elantraの2001~2003年モデルと「Tiburon」の2003年モデルで、融雪材を使用する20州およびコロンビア特別区で登録された合計17万610台。腐食が進むとロアアームの上下のパネルに穴が開き、シャシーの前後ピボット結合部とボールジョイントの連結部の間が砕けることがあり、操舵できなくなる恐れがある。対策として前部ロアアームの腐食具合を点検し、腐食が規定レベル以上に進んでいる場合、排水用の穴を開けた上下パネルを採用したロアアームに交換する。腐食が規定レベル以下の場合、上下パネルに排水用の穴を追加する。どちらの場合も内部を防食材で処理する。

 トレーリングアームの不具合の対象車は、2001~2003年モデルのSanta Feで、融雪材を使用する20州およびコロンビア特別区で登録された合計8万5036台。腐食が進むとトレーリングアームの鋼材が薄くなり穴が開くことがあり、車高が下がる、きしむような音がする、タイヤのバランスが悪い、操舵しづらいなどの症状が出る。さらにトレーリングアームが走行中に折れ、構造的な剛性が低くなり、衝突時の安全性が低下する恐れがある。対策として、トレーリングアームの腐食具合を点検し、腐食が規定レベル以上に進んでいる場合、トレーリングアームを対策品と交換する。腐食が規定レベル以下の場合、排水用の穴を追加し、内部を防食材で処理する。