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 NORフラッシュ・メモリ大手の米Spansion Inc.は,デジタル家電や車載機器,通信機器などに向けた事業と知財ライセンス事業に特化した形で,単独での経営を続けると発表した(発表資料)。携帯電話機向けを中心とする無線事業に関しては,顧客サポートは続けながら,さまざまな経営判断を検討するという。Spansion社は業績悪化を受けて2009年1月初旬,身売りや事業売却を検討していることを公表,同3月には破産保護を申請していたが,約4カ月を経て基本的な方向性が定まった。

 Spansion社の事業は「Consumer, Set Top Box and Industrial Division」(CSID)と「Wireless Solutions Division」(WSD)の2部門に分かれており,2008年通期の売上高およそ22億8200万米ドルをほぼ二分している。今後はCSIDに専念する。年間10億米ドル程度の売上高および利益とフリー・キャッシュフローの確保を前提として,債権者と協議しながら構造改革案を策定するという。

Spansion社の四半期売上高の推移
Spansion社の四半期売上高の推移(2008年10月に同社が開示した決算説明資料より)
CSID=Consumer, Set Top Box and Industrial Division,WSD=Wireless Solutions Division