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工場の建設予定地
工場の建設予定地
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 石油・天然ガスの開発事業を手掛ける国際石油開発帝石は2009年4月28日,大型Liイオン2次電池の量産化を進めるエリーパワーに約20億円を出資すると発表した(発表資料)。エリーパワーの第三者割当増資に応じるかたちで出資する。今回の第三者割当増資後の,エリーパワーに対する国際石油開発帝石の出資比率は15.09%となる。

 今回の第三者割当増資は,エリーパワーが予定する大型Liイオン2次電池の工場建設に向けたもの。エリーパワーは,神奈川県川崎市に大型Liイオン2次電池の新工場を建設し,2009年度内に稼働開始することを計画している。2010年には年産20万セルの生産体制を構築し,将来は同工場の生産能力を年産120万セルまで拡大する予定。同社の大型Liイオン2次電池は,太陽電池や風力発電の出力変動を調整したり,家庭用の電力貯蔵装置としての利用を前提としたもの。

 新工場建設のため,エリーパワーは今回,2009年4月30日を払込期日とする50億円の第三者割当増資を決定した(発表資料)。割当先企業は国際石油開発帝石のほか,大和ハウスグループ,シャープ,ミツウロコなどである。エリーパワーは2009年1月末に,大和ハウスグループを引き受け先とした20億円の第三者割当増資を実施しており,今回の第三者割当増資と合わせると,同工場の量産立ち上げ資金として総額70億円の資本調達を行う。

 エリーパワーは,大和ハウスグループやシャープ,大日本印刷などが出資する企業。大型Liイオン2次電池および周辺機器・システムの開発や製造を行っている。