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2008年度通期の連結決算を発表する近藤広一代表取締役副社長
2008年度通期の連結決算を発表する近藤広一代表取締役副社長
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 ホンダは2009年4月28日,2008年度通期(2008年4月~2009年3月)の連結決算を発表した。売上高は10兆112億4100万円(前年度比16.6%減),営業利益は1896億4300万円(同80.1%減),税引前利益は1617億3400万円(同81.9%減),当期純利益は1370億500万円(同77.2%減)。第4四半期は急激な市場悪化から2830億円の営業損失を出したものの,二輪車の販売台数が前年度比8.5%増の1011万4000台と好調で,黒字を確保した。

 為替換算差を除いて売上高を前年度と比べた場合,二輪事業が185億円,金融サービス事業で1247億円の増加があったものの,四輪事業で8899億円,汎用事業やその他の事業で490億円の減少があったとしている。実際はこれに為替換算の影響が1兆1957億円加わり,売上高は前年度に比べて1兆9915億円減少した。

 四輪事業の通期業績は,売上高が7兆6744億円(前年度比19.1%減),営業利益が245億円(同96.3%減)となり,減収・営業減益となった。販売台数は,前年度比10.4%減となる351万7000台だった。地域別に見ると,アジアとその他の地域で増加したものの,国内,北米,欧州で減少した。特に北米は,前年度に比べて19.1%減となる149万6000台だった。

 2009年度通期の業績も大幅な減収減益を見込むが,何とか黒字を確保する予想だ。具体的には売上高が8兆3700億円(2008年度比16.4%減),営業利益が100億円(同94.7%減),税引前利益が100億円(同93.8%減),当期純利益が400億円(同70.8%減)とみる。2008年度に対する税引前利益の減益要因は,売上変動と構成差等による影響を3348億円,為替影響による影響を1930億円とみている。2009年度通期の想定為替レートは,1米ドルが95円,1ユーロが125円である。2008年度第4四半期の実績は,1米ドルが94円,1ユーロが121円だったので,米ドル,ユーロ共にわずかに円安に振れるとの予想である。