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 メモリ市場の調査を手掛ける台湾DRAMeXchange Technology Inc.は,DRAM価格が上昇局面を迎えていると発表した(発表資料)。スポット市場向けで大手のエルピーダメモリと台湾Powerchip Semiconductor Corp.がスポット市場向けの出荷を停止しているため,1GビットDDR2型DRAMのスポット価格は1.2米ドルで安定しているという。さらに2009年6月末までには1.5米ドルまで上昇する見込みとした。

 DRAMモジュールの大口価格も,2009年4月は1Gバイト当たり8~8.5米ドルだったが,同5月には9~10米ドルへ,前月比で約15%上昇するとみる。一部のDRAMメーカーは5月の大口価格を12~13米ドル/Gバイトまで引き上げる姿勢を見せているという。主要パソコンOEMメーカーがDRAMの緩やかな値上げに応じる一方,中小パソコン・メーカーは11~12米ドルまでの値上げを受け入れざるをえないだろうとDRAMeXchange社は予測する。パソコンの世界出荷は2月から4月まで前月比でそれぞれ3.1%,16.8%,5.3%と増加を続けており,パソコン・メーカーの抱えるDRAM在庫は縮小しているという。DRAMeXchange社は,2009年第3四半期(7月~9月)を通して,DRAMの価格上昇が続くとみている。