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 特許ライセンス管理企業の米MPEG LA,LLCは,次世代移動体通信規格「LTE」(long term evolution)の特許プールを設立する意向を公表した(PDF形式の発表資料)。LTE特許プールのライセンス要件を定める作業に入るため, LTE標準規格に関連する特許の保有者に対し同社は,2009年6月19日までに関連特許の存在を申し出るように求めている。MPEG LA社の競争相手である米Via Licensing Corp.も2009年5月7日に,LTEの特許プールの設立作業を始めたと公表している(発表資料)。LTE関連製品の登場が近づき,関連の知的財産の扱いに業界が敏感になっている様子が伺える。

 MPEG LAは2007年5月からLTE特許プールの策定準備を始め,2008年4月からLTEに関連する主な企業と正式な打ち合わせを始めたという。LTEの仕様は,LTE以前の移動体無線規格である「3GPP(3rd Generation Partnership Project)」との互換性を含む。MPEG LA社は下位互換性を保護するためにLTE特許プールの対象を,GSM(global system for mobile communication)やUMTS(universal mobile telecommunications system)といった携帯通信規格まで広げる可能性があるとする。