PR
三菱電機 常務執行役 電力・産業システム事業本部長の柵山正樹氏
三菱電機 常務執行役 電力・産業システム事業本部長の柵山正樹氏
[画像のクリックで拡大表示]

 三菱電機が電力事業戦略説明会を開き,売上高を2013~2015年度に4000億円に引き上げる中期目標を発表した。タービン発電機,変電所要の開閉機器や電力変圧器を中心に,米国,中国,インドなどの海外販売を強化し,世界のトップ・グループ入りを目指す。その中で,各国の「グリーン・ニューディール政策」に関連して注目を集めているスマート・グリッドや太陽電池には電力・産業システム事業本部としては慎重な姿勢を示した。

 スマート・グリッドに関しては,既存の電力系統システムの「どこに改善余地があるかを見極める必要がある」(同社 常務執行役 電力・産業システム事業本部長の柵山正樹氏)として,昨今の“スマート・グリッド・ブーム”に懐疑的な見解を示した。同社の説明資料の中にも「スマート・グリッド」という言葉は使わず,その代わりに「系統安定化システム」や「新配電システム」によって「電源多様化に伴う課題への対応」を実現すると表現ている。ただし,スマート・グリッドに必要な需要変動に合わせた電力供給技術や事故対応技術を「実証実験などを通じて,社内で技術開発を済ませている」(同氏)と自社の関連技術力に自信を見せた。

 太陽電池に関しては,国内の電力会社が設置するメガ・ソーラー計画をターゲットに「これから参画していく」(同氏)とした。海外に関しては,海外の業者にパネルを納める事業形態になるため,同事業本部としては関与する余地がないという。