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パナソニック大坪文雄代表取締役社長(パナソニックセンター東京にて)
パナソニック大坪文雄代表取締役社長(パナソニックセンター東京にて)
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2008年度実績
2008年度実績
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2008年度第4四半期実績
2008年度第4四半期実績
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セグメント別実績
セグメント別実績
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 パナソニックは,2008年度(2008年4月~2009年3月)決算を都内で発表した(ニュース・リリース)。連結の業績では,売上高は7兆7655億円(前年比14%減),営業利益は729億円(同86%減),税引前利益は3826億円の赤字(前年度は4350億円の黒字),当期純利益は3790億円の赤字(前年度は2819億円の黒字)と,大幅な減収・減益だった。第4四半期の需要急減,事業構造改革の実施が原因とする。

 2008年度第4四半期(2009年1~3月)の連結の業績は,売上高1兆5419億円(前年同期比70%),営業利益は1816億円の赤字(前年同期は1341億円の黒字),当期純利益は4443億円の大幅な赤字(前年同期は616億円の黒字)だった。

 売り上げでは,デバイス,FA,自動車関連が落ち込んだ。実質ベースの売上高減は6627億円で,その80%以上が企業向けのB to Bビジネスの減少によるとする。地域別でも,全地域で減収となっているとする。セグメント別では,特にデジタルAVCネットワーク事業が売上高3兆7490億円(前年度比87%),営業利益32億円(前年度は2523億円),またデバイス事業は売上高1兆1273億円(前年度比81%),営業利益71億円(前年度は1050億円)と,売り上げ減に伴って営業利益および利益率が大幅に減少した。

 棚卸し資産は,2008年12月末から目標を上回る1560億円の削減となり,3月末で7711億円,36日と改善した。

 2008年度は,2009年2月に公表した修正見通しの値を上回ったこと,構造改革をさらに加速したこと,売り上げが落ち込む中で棚卸し資産を大幅に圧縮できたことがポイントであるとする。

 2009年度業績見通しは,売上高7兆円,営業利益750億円,当期純利益は1950億円の赤字を見込む。為替レートは,1米ドル=93円(上期95円,下期90円),1ユーロ=118円(同120円,115円)と後半の円高を見込む。為替要因を含めて減収は避けられないが,営業利益の増額,当期純利益の改善を目指す。「2009年度は,100年に一度の経済危機を乗り越えて生き残りを果たすことが第一。しかし,価値観やライフ・スタイルの大変化が始まっているグローバル社会で人々に貢献する企業として何をなすべきかを突き詰めて改革を実行していく」(大坪 文雄同社代表取締役社長)とした。