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 IEEE(米国電気電子技術者協会)の標準化作業を統括するIEEE-SA(IEEE Standards Association)と,NATO(北大西洋条約機構)の標準規格「STANAG」の策定と管理を担当するNSA(NATO Standardisation Agency)は2009年5月15日,3年間の技術協力協定を締結したと発表した。両組織の標準策定作業について知識を共有し,技術標準の重複を防ぐことが目的としている。

 技術協力協定の下で両組織は,電気,電子,コンピュータ,およびその関連分野で進行中の標準策定プロジェクトについて情報を交換し,利害が共通するプロジェクト群を決定する。また両団体は,人間の健康と安全についての標準規格とその策定/改定に関しても,技術データや情報を交換することで合意した。

 両組織は併せて,3kHz~300GHzの無線周波電磁界への被爆に関する基準と制限を定めたNATO標準「STANAG 2345」について,その移行や管理の権限をIEEEのICES(国際電磁安全性委員会)に移管することを発表した。これを受けてIEEEは,関係するIEEE標準の更新や改定を行い,0Hz~300GHzのすべての周波数帯について,通常の職務環境下での被爆制限の標準を定める意向である。

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