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春の大型連休中(※)における主要デジタル家電の販売動向(前年同期比)
春の大型連休中(※)における主要デジタル家電の販売動向(前年同期比)
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春の大型連休中における主要デジタル家電の平均単価と下落率(前年同期比)
春の大型連休中における主要デジタル家電の平均単価と下落率(前年同期比)
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 市場調査などを手掛けるBCNは,2009年の春の大型連休にデジタル家電市場の低価格化が大幅に進行したと発表した(発表資料)。この調査結果は,同社が集計している国内の主要家電量販店の実売データに基づくもの。

 2009年4月29日~5月6日までの連休期間中のデジタル家電の販売状況は,販売台数で前年同期の実績を上回ったものの,販売金額で前年割れになった製品が多かったという。最近,好調を維持していた薄型テレビの販売台数は前年同期比で17.8%増加したが,販売金額は同4.9%減と落ち込んだ。平均単価が同19.3%下落したことが響いた。

 ノート・パソコンの販売金額も前年割れだった。販売台数は対前年同期比33.0%の増加となったが,販売金額は同2.9%の減少。小型で低価格の,いわゆる「ミニ・ノートPC」の登場によるノート・パソコンの低価格化が,市場構造を大きく変えようとしているとBCNは分析する。ICレコーダーも,販売台数は同18.9%増と2割近い伸びとなったが,販売金額は同8.1%減少した。平均価格が前年同期比で22.7%下落していることが,主な要因という。このほか,デジタル・ビデオ・カメラや携帯型オーディオも台数は前年同期比で伸びたが,販売金額は減少した。コンパクト・デジタル・カメラは,販売台数,販売金額ともに前年同期を下回った。

 一方,販売台数,販売金額ともに前年同期を上回ったのは,DVD録画機やBlu-ray Disc録画機といった録画機。ただし,台数と金額のいずれも,前年同期比で20%以上の伸びを示した2009年2月~3月の勢いは見られないという。2008年5月からBlu-ray Disc録画機市場が本格的に立ち上がり,DVD録画機からの移行が一気に進んだ「Blu-ray Disc特需」は,徐々に終息しつつあるとみる。録画機の平均単価は前年同期比で5.8%減の7万4800円。これまで録画機は平均単価を維持してきており,それを考えると「これからは予断を許さない状況」とBCNは説明する。