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 FPD関連の市場調査を手掛ける韓国Displaybank Co., Ltd.は,電子ペーパーの世界売上高が今後2020年まで年平均成長率47%で拡大するとの予測を発表した(発表資料)。2008年の市場規模は7000万米ドルだったが,2015年には21億米ドル,2020年には70億米ドルに達すると同社は予測している。

用途別にみた電子ペーパーの世界売上高の予測
用途別にみた電子ペーパーの世界売上高の予測
(出典:Displaybank)

 主な用途になるのは電子書籍。電子ペーパー市場の約1/2を占める規模で,年平均46%の成長を遂げる見込み。現在,電子書籍リーダの市場をけん引しているのは,コンテンツを豊富に取り揃えた米Amazon.com,Inc.とDisplaybank社はみている。ただし,2009年3月に世界最大の電子コンテンツ・プロバイダである米Google, Inc.と提携したソニーがこの市場で勢いを取り戻し,Amazon社の脅威になる可能性もあるとした。

 電子ペーパーは現在,ガラス基板を使って主に韓国LG Display Co., Ltd.や台湾Prime View International Co., Ltd.(PVI)が生産している。Displaybank社は,フレキシブル基板を用いて電子ペーパーを製造する最初のメーカーはLG Display社になると予測する。LG Display社は現在,米E Ink Corp.と共同で電子ペーパー用のアモルファスSi-TFT技術を開発中で,2009年下期には11.5型のフレキシブル電子ペーパーの量産を始める見込みという。