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 JSRとエクソンモービル(本社東京)が出資する日本ブチル(本社川崎市)は,川崎工場(川崎市)のブチルゴム生産能力を増強する。これにより同社のブチルゴム生産能力は,8万t/年から9万8000t/年に増える。

 ブチルゴムは,気体の不透過性に優れる合成ゴム。衝撃エネルギの吸収性や耐熱・耐候・耐薬品性,電気絶縁性が高い,といった特徴も持つ。大型トラックやバス向けタイヤのインナーチューブなどに使われており,需要が伸びているという。日本ブチルでは,今後もアジアを中心とする自動車販売台数・保有台数の増加に伴って新車用/補修用タイヤの生産が増え,ブチルゴム市場の拡大が続くと予測。生産能力の増強を決めた。

 なお,ブチルゴムに比べて耐熱性や金属との接着性が高いハロゲン化ブチルゴムは,主に乗用車向けのラジアルタイヤに使われており,ブチルゴムと同様に需要が伸びている。そこで同社は2006年,鹿島工場(茨城県神栖市)の生産能力を5万3000t/年から7万t/年に増強した。