PR
図1 日本TIはRFリモコン向けトランシーバLSIを発表
図1 日本TIはRFリモコン向けトランシーバLSIを発表
[画像のクリックで拡大表示]
図2 従来品より小型化した。写真手前の「F」字形の配線がアンテナ。
図2 従来品より小型化した。写真手前の「F」字形の配線がアンテナ。
[画像のクリックで拡大表示]
図3 パソコンで通信状況を確認できる
図3 パソコンで通信状況を確認できる
[画像のクリックで拡大表示]

 米Texas Instruments Inc.は2009年5月20日,RFリモコン向け規格「ZigBee RF4CE」に準拠し,メモリやマイコンなどを内蔵したトランシーバLSI「CC2530」を発表した(Tech-On!関連記事1)(図1)。従来品「CC2430」と比べて受信感度を高めつつ,「価格はほぼ半分」(日本テキサス・インスツルメンツ)とした。RFリモコン普及に向けたトランシーバLSIの価格は,1チップ当たり「1米ドル以下が絶対条件」(同社)とみられている。日本TIは,C2530や関連ソフトウエア・スタックなどを含めたRFリモコン向けシステムを「RemoTI」と呼んでいる。

 価格を半減できたのは,外形寸法6mm×6mmと従来品より1mmずつ小さくしたことが大きい(図2)。受信感度は-97dBmで,従来品の-92dBmより高めた。消費電流は従来品とほぼ同一で,送信時(出力+4.5dBm)が35.5mA,受信時が24mA,待機時が1μAとなる。これは,「単3乾電池2本を搭載したリモコンを,1日50回起動させたとして1年以上持つ性能」(日本TI)であるという。

 CC2530は,内蔵フラッシュ・メモリ容量の違いで4品種ある。容量は32,64,128,256Kバイトから選べる。RFリモコンには,関連ソフトウエアの容量を考慮して64Kバイト品が向くという。32Kバイト品は1対1の簡単な通信に,256Kバイト品は屋外の大規模なエリアでの通信を想定したものである。

 これに併せて,開発キット「ZigBee RF4CE Development Kit」を発売する(図3)。価格は149米ドル。開発キットには,リファレンス回路を内蔵したリモコンのモックアップや,パソコンで通信状況を確認するためのドングルやソフトウエアなどが同梱される。

 ZigBee RF4CEとは,無線通信規格「ZigBee」の普及を推進するThe ZigBee Allianceと,RFリモコン技術の規格を策定するRF4CEコンソーシアムが共同で進める規格である(Tech-On!関連記事2)。