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 「日本市場は当社にとって重要な地域。今後は日本のユーザーにも最新の製品をいち早く体験してほしい」。台湾HTC Corp.の日本法人であるHTC Nipponは2009年5月20日に会見を開き,日本法人の代表取締役社長であるDavid Kou氏が日本市場への取り組みを説明した。前日の同月19日には,HTC社が開発した日本初のAndroid搭載携帯電話機「HT-03A」をNTTドコモが発表している(Tech-On!の関連記事)。

 Kou氏によると,海外でのHTC製端末の発売と日本での発売の時間差は,徐々に縮まってきているという。例えば,同社の「HTC Touch」の場合,ドコモが「HT1100」として発売するまでに12カ月の時間差があった。このタイム・ラグが,「Touch Diamond」をイーモバイルが発売したときには4カ月まで縮まった。今回,HTC社の2番目のAndroid搭載端末である「HTC Magic」をドコモが「HT-03A」として発売するまでの時間差は1~2カ月程度である。

 同社が新しい端末を開発するには,約1年半の期間がかかるという。端末を日本で発売するには,端末の日本語対応に加え,ユーザー・マニュアルの整備や携帯電話事業者による検証試験といった作業が追加で発生する。過去の製品で経験を積んだことから,こうした作業を端末の開発と並行して行えるようになり,タイム・ラグを1~2カ月に短縮できるようになったという。

 HTC社は,Android搭載端末に加え,米Microsoft Corp.のスマートフォン向けOS「Windows Mobile」を搭載した端末も販売している。これらの位置付けについてKou氏は「それぞれに特徴やメリットがあり,互いに補完し合うものだと考えている。Windows MobileはWindowsを使ったシステムとの連携にメリットがあり,Androidは米Google Inc.が提供する各種サービスとの親和性が高い。多様なフォームファクターを用意することで,さまざまなユーザーのニーズに応えていきたい」と語った。同氏は「Microsoft社が基調講演などで紹介するWindows Mobileの最新機種は,決まって当社の製品だ。Androidも,最初の搭載端末と2番目の搭載端末はいずれも当社が開発した」と端末の開発力にも自信を見せた。