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図1◎矢崎総業が展示した新型「プリウス」のメータパネルとヘッド・アップ・ディスプレイ
図1◎矢崎総業が展示した新型「プリウス」のメータパネルとヘッド・アップ・ディスプレイ
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 矢崎総業は2009年5月20日、人とくるまのテクノロジー展にトヨタ自動車の新型「プリウス」に採用されたメータパネルを展示した。ハーフミラーで反射させた速度計表示と、ステアリングホイールに付けた「タッチトレーサー」の表示画面を奥行きを変えて重ねて表示するのが特徴。

 タッチトレーサーはステアリングに設けた感圧スイッチで、オーディオ操作(音量、選局、モード切り替えなど)、トリップメータの切り替え、メータパネル中央のエコドライブモニターの切り替えなどを行える。ステアリングスイッチは標準装着されるが、カー・ナビゲーション・システムとのセットオプションを選ぶと、タッチトレーサーディスプレイと呼ぶ専用の表示画面が備わる。

 この画面は、タッチトレーサーを操作すると、メータパネルの手前側に表示され、操作しているスイッチの部分がオレンジ色に光る。後ろ側に見えるメータパネルと重なって表示されるため、燃費計や燃料計の表示を消灯することで、重なって見えないように工夫した。

 見た目では、タッチトレーサーディスプレイは手前側、速度計は後ろ側に表示されるが、実際には速度計や燃料計の発光部は別の位置にあり、ハーフミラーで反射させる方式を採った。発光部はメータパネルの下側にあり、逆転した文字を蛍光表示管で下から照射し、メータパネル前面に斜めに配置したハーフミラーで反射させ、運転者に向ける。これによって光路長が長くなるため、運転者から見ると速度表示が遠くにあるように見える。

 一方、タッチトレーサーディスプレイは、このハーフミラーのすぐ後ろ側に配置した。通常のメータと同様に光らせる部分を白く抜いて、後ろ側にある発光ダイオードを点灯させる。ハーフミラーを利用することで、奥の空間がまるまる空くことになり、裏側に発光ダイオードを持つパネルを配置できた。

 なお、ハイブリッドシステムの状態や動力の使用状態を表示する速度計左側のエコドライブモニターにも蛍光表示管を使っている。メータパネルのほかにヘッド・アップ・ディスプレイも展示している。

図2◎メータパネルの前面に斜めに傾けたハーフミラーを設置
図2◎メータパネルの前面に斜めに傾けたハーフミラーを設置
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図3◎速度計などは中央のエコドライブモニターより奥まって表示される
図3◎速度計などは中央のエコドライブモニターより奥まって表示される
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図4◎タッチトレーサーを操作すると丸い形状の専用画面が表示される。運転席から見ると速度計の手前に表示されるが、写真ではハーフミラーの反射面での速度表示が写ったため速度表示が手前に見えている
図4◎タッチトレーサーを操作すると丸い形状の専用画面が表示される。運転席から見ると速度計の手前に表示されるが、写真ではハーフミラーの反射面での速度表示が写ったため速度表示が手前に見えている
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