PR
図1◎ジェイテクトが展示したTata社「Nano」向けのステアリングシステム
図1◎ジェイテクトが展示したTata社「Nano」向けのステアリングシステム
[画像のクリックで拡大表示]

 ジェイテクトは同社のインド合弁会社Sona Koyo Steering Systems社が生産するインドTata Motors社「Nano」向けのステアリングシステムを展示した。油圧や電動によるアシストのないラック・アンド・ピニオン式のシステムで、通常の軽自動車用に比べてもシンプルであるという。

 ステアリングコラム部分は衝撃吸収機構がなく、チルトやテレスコピックといった調整機構も省かれている。写真を見れば分かるように、コラム部は軸と、十字継ぎ手、そして溶接された取り付け用プレス部品があるだけである。

 Sona Koyo Steering Systems社はハリアナ州グルガオンにあり、インドMaruti Suzuki社向けのステアリングシステムも供給している。Maruti社の低価格車種「Maruti 800」でも衝撃吸収機構は搭載しており、コラム部だけみればこうした衝撃吸収機構付きのステアリングシステムに対して4割程度価格が安いとした。

 なお、現在インド市場をにらんだAセグメント車の開発が活発化しており、トヨタ自動車や日産自動車が開発中であるが、そうしたクルマではコラムタイプの電動パワーステアリングが想定され、Nanoに搭載したものとはまったく別のものになると見られる。

図2◎コラム部分には衝撃吸収機構がない
図2◎コラム部分には衝撃吸収機構がない
[画像のクリックで拡大表示]