PR
図1 デモンストレーションの様子。ハンドルの上にカメラが取り付けてある。最初の設定(運転者の顔の撮影2回)にかかる時間は,それぞれ数秒ずつ。インフルエンザ流行の影響で,会場ではマスクを着用した人が多かったが,マスクやサングラスの認識はまだ不十分で,今後の対応が必要とのこと。
図1 デモンストレーションの様子。ハンドルの上にカメラが取り付けてある。最初の設定(運転者の顔の撮影2回)にかかる時間は,それぞれ数秒ずつ。インフルエンザ流行の影響で,会場ではマスクを着用した人が多かったが,マスクやサングラスの認識はまだ不十分で,今後の対応が必要とのこと。
[画像のクリックで拡大表示]
図2 展示パネル。
図2 展示パネル。
[画像のクリックで拡大表示]

 東芝は,「人とくるまのテクノロジー展2009」(5月20~22日,パシフィコ横浜)で,カメラで撮影した画像から運転者の顔の向きと視線を検出するシステムを参考出展した。運転者の注視する区画を認識することができ,わき見運転に対する警告や,視線と手元スイッチとの組み合わせでカーナビの操作などに利用できるとする。実用化時期は未定という。

 最初に設定として,運転者の(1)正面の顔と(2)カーナビ中央を見たときの顔を撮影する。前者は顔の形や目の位置などを調整するため,後者は注視する方向と顔の向きの関係を調整するために用いるという。設定が終わると運転者の顔を認識するようになり,運転者が注視する区画が黄色い枠で示される。今回のデモンストレーションでは,フロントガラスの左・中・右,左ミラー,右ミラー,メーター,カーナビ,オーディオの合計8区画のどこを注視しているかを認識する。将来的には,瞬きを検出して居眠りに対して警告を出すといった応用もあるとする。

 デモンストレーションにはパソコンを利用しており,一般的なノート・パソコン程度の計算能力があればリアルタイム処理できるという。実用化する場合,顔を認識するワイヤー・フレーム・モデルのポイントを減らすなどして,組み込み機器用CPU向けに計算量を抑えることを想定しているとする。