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 ザインエレクトロニクスは,携帯電話機のカメラ機能に向けて,800万画素の解像度に対応した画像処理用LSI「W99718C」を発売した(発表資料のPDF)。HDTV画質の動画に対応し,動画に向けた手ブレ補正機能を備えた。静止画用の手ブレ補正と動き検出機能を,ハードウエアで実装した。加えて,携帯電話機のデジタル・カメラ機能を使用する際に,迅速に起動できるとする。

 レンズ・シェーディング補正やダイナミック・レンジ補正,記憶色補正,肌色補正などの機能を備えた。雑音低減機能は解像度の劣化や,色雑音の発生を抑えたという。「コンパクト・デジタル・カメラの同画素数品に匹敵する高画質を実現した」と主張する。連写機能に加えて,シャッター・ボタンが押される前から静止画像を連続撮影しておく「パスト機能」にも対応した。

 128Mビット(16Mバイト)の画像用メモリと,32Kバイトのプログラム用メモリを搭載した。センサ・インタフェースはMIPIやCCP2(compact camera port 2)などのシリアル・インタフェースのほか,パラレル・インタフェースにも対応する。パッケージは8mm角の132端子BGA。既に量産出荷しており,現在発売されている携帯電話機にも搭載されているという。

 ザインエレクトロニクスは2009年1月に,台湾Winbond Electronics Corp.(華邦電子)の画像処理プロセサ事業を譲り受け,子会社であるザイン・イメージング・テクノロジを発足している(Tech-On!関連記事)。今回の製品はザイン・イメージング・テクノロジが開発し,ザインエレクトロニクスの品質管理,量産技術チームと共に量産開発した。今後,より高い解像度に対応する製品や,監視カメラや車載カメラ,娯楽機器など向けの製品も開発する計画だという。