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今回のボード TEDのデータ。
今回のボード TEDのデータ。
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 東京エレクトロン デバイス(TED)は,DDR3型SDRAMなどの評価に向けた開発ボード「TB-5V-LX110-DDR3」を発表した(ニュース・リリース)。このボードはSODIMM(small out-line dual in-line memory module)ソケットを備え,最大4GバイトのDDR3メモリー・モジュールを搭載できる。

 DDR3はパソコンやサーバーで使われ始めてはいるものの,DDR2の急激な値下がりなどの理由で,思ったほど普及していない。しかし,TEDは,そろそろ,その流れが変わってくるという。DDR2の在庫調整が一段落して,DDR3メモリーを値下げしてその普及を加速する動きがあるとする。

 「パソコンでは2010年にはDDR3が本格的に普及し,2011年にはテレビなどの民生機器でも使われるとみている」(TED)。こうした予測を基にTEDは,これから国内民生機器メーカーでもDDR3の評価が本格化するとして,今回の開発ボードの販売に乗り出した。

 このボードには,SODIMMソケットで使える1GバイトのDDR3を搭載したSODIMMが付属する。同ソケットには最大4GバイトのSODIMMを挿入できる。さらに,このボードには,エルピーダメモリのDDR3型SDRAMチップ(512ビット品×2)とLV-DDR2型SRAMチップ(32ビット幅の1Gビット品+16ビット幅の512kビット品),そして米Xilinx, Inc.のFPGA「Virtex-5」(XC5VLX110-3FFG1760C)などが載る。

 このFPGAに実装できる,Verilog-HDLのレファレンス設計も付属している。すなわち,(1)DFI2.0準拠のDDR3型SDRAMメモリー・コントローラの物理層(PHY)の設計,(2)DFI2.0準拠のLV-DDR2型SDRAMメモリー・コントローラの物理層(PHY)の設計,(3)DVIフレーム・バッファの設計を用意する。このうち(1)には無償の最大800Mbpsの設計と,有償の最大1066Mbpsの設計(書き込みレベリング機能付き)がある。

 出荷は2009年6月末から始める。TEDはDDR3の評価に加えて,ASICなどのプロトタイピング・ボードとして今回の製品を販売していく。2009年度に200枚程度の販売を見込む。

■変更履歴
記事掲載当初,「SODIMM」とすべきところ,一部に誤記がありました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。