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KUKA社の計測システム。透明物(ガラスなど)以外であれば計測できるという。
KUKA社の計測システム。透明物(ガラスなど)以外であれば計測できるという。
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ハンド部に取り付けた赤外線センサ。
ハンド部に取り付けた赤外線センサ。
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温度や湿度の変化による影響を補正するための校正ユニット。
温度や湿度の変化による影響を補正するための校正ユニット。
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 独KUKA社は,自動車生産ライン向けの計測システムを「人とくるまのテクノロジー展」で展示した。プレス品や鋳造品を3次元計測し,3次元モデルと照らし合わせることで,設計図面通りに成形できているかどうかなどを検査できる。さらに高速・高精度化により,生産ラインのタクトタイムに合わせた全数検査も可能だという。

 この計測システムは,6軸ロボットのハンド部に赤外線測距センサを取り付けたもの。さらに,コントローラ,校正ユニットなどが付く。可搬質量が16kg以上の同社製ロボットであれば,赤外線センサやコントローラを付けることでシステム化できる。

 一般に,自動車の生産ラインでは,プレス品や鋳造品の寸法に関する検査を抜き取りで実施していることが多い。通常の3次元計測機で検査する場合,計測対象をいったんラインから外し,計測後に再びラインに戻すなどの作業が発生するので,タクトタイムに合わせて全数検査を行うのは非常に難しい。この計測システムでは,6軸ロボットを使うことでインライン検査(プレス品や鋳造品をライン上に流した状態で寸法を測定・検査すること)が可能になるので,検査にかかる時間が大幅に短縮し,全数検査を実現できるようになるという。

 既にBMW社/Volkswagen社/Porsche社といったドイツの自動車メーカーや,それら企業に納める部品メーカーなどがこの計測システムを採用しており,累計400セットほどの出荷実績がある。今後は,日本法人のKUKAロボティクスジャパン(本社東京)を通じて,日本市場でも提案していくという。