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【図1】モデル施設の栽培室。右が単段式栽培ベッド,左が多段式栽培ベッド。右奥のドアは,エアーシャワー室につながっている。
【図1】モデル施設の栽培室。右が単段式栽培ベッド,左が多段式栽培ベッド。右奥のドアは,エアーシャワー室につながっている。
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【図2】多段式栽培ベッドの上段。白色LEDランプで,バジルやラディッシュ,レットケールを栽培している。
【図2】多段式栽培ベッドの上段。白色LEDランプで,バジルやラディッシュ,レットケールを栽培している。
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【図3】多段式栽培ベッドの中段。赤色LEDランプと蛍光ランプでサラダ菜とフリルレタスを栽培している。
【図3】多段式栽培ベッドの中段。赤色LEDランプと蛍光ランプでサラダ菜とフリルレタスを栽培している。
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【図4】多段式栽培ベッドの下段。冷陰極ランプで,サニーリーフを栽培している。
【図4】多段式栽培ベッドの下段。冷陰極ランプで,サニーリーフを栽培している。
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【図5】トマトを栽培する単段式栽培ベッド。上部にあるランプの手前と奥がメタルハライド・ランプ,中央が高圧ナトリウムランプ。
【図5】トマトを栽培する単段式栽培ベッド。上部にあるランプの手前と奥がメタルハライド・ランプ,中央が高圧ナトリウムランプ。
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 経済産業省は2009年5月26日,植物工場のモデル施設を同省別館ロビーに設置した。2009年1~3月の期間にもモデル施設を設置していたが,従来は太陽光を併用するタイプだったのに対して,今回設置したモデル施設は,人工光だけを使う「完全制御型」である(最初のモデル施設についてのTech-On!関連記事1)。

 今回設置したモデル施設は幅3000×奥行き4000×高さ2463mmの栽培室と,幅1195×奥行き700×高さ1931mmのエアーシャワー室を組み合わせた構造。壁や天井には断熱パネルを使用した密閉構造で,空調装置によって温度18~25℃,湿度50~90%,炭酸ガス濃度700~1000ppmに保っている。

 栽培室には単段式栽培ベッドと多段式栽培ベッドをそれぞれ一つ設置。単段式栽培ベッドでは植物栽培用のメタルハライド・ランプ2台,高圧ナトリウムランプ1台によってトマトを栽培する。一方の多段式栽培ベッドは3段式で,上段では発光ダイオード(LED)ランプによってハーブ類を,中段では蛍光ランプおよび赤色LED(モデル施設で採用した昭和電工製赤色LEDについてのTech-On!関連記事2)によってサラダ菜などを,下段では冷陰極ランプによってサニーリーフなどを栽培する。

 モデル施設の設備投資費用は約900万円で,水道代や光熱費など運営コストは月間で約5万円。通常は外部からの見学のみとなるが,内部に入れる一般向けの見学会を6月上旬より定期的に開催する予定だ。頻度は2週間に1回程度で,スケジュールの告知および申し込みの受付は同省および設置業者であるエスペックミック(本社大阪市)のWebサイトで実施する。