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 パラマウントベッドは,就寝中の「睡眠と覚醒のリズム」を測定して記録・分析・表示するシステム「眠りSCAN(スキャン)」を2009年5月末から販売する。介護や地域医療,健康や美容などのさまざまな分野での利用を想定する。

 今回の睡眠システムでは,マットレスの下に敷いたセンサーを使い,体動などの微弱な振動を捉えて睡眠状態と覚醒状態を測定する。体に何も装着しないため,睡眠を妨げることなく長時間測定できるという。加えて,寝ている姿勢や位置による影響をほとんど受けないと説明する。有線LANや無線LANを利用してパソコンと接続できるので,睡眠・覚醒の状態をパソコンで管理できる。

 高齢者施設や病院などでは,各利用者の生活リズムを把握して適切なケアを行うために睡眠について記録を採る。従来は,職員の目視に頼っているため,業務の負担が増していた。さらに,眠っているのか,横になっているだけなのか判断しにくいという点も課題となっているという。

 今回の睡眠システムを使えば,睡眠パターンを容易にデータ化できるとする。例えば,昼寝の時間が長く,夜間に起きている時間が長い場合には,昼間のリハビリを増やすなどして夜間の睡眠の質を高める。夜間の徘徊なども減り,転倒防止や職員の負担軽減につながるとする。

 なお,開発品は,北海道大学大学院 医学研究科医療システム学 教授の前沢政次が推進する
地域医療教育プロジェクトにおいて,北海道の複数自治体に導入される予定。睡眠の情報を,体重の変化や排泄パターンと同じように健康状態を調べる指標の一つとして活用する計画である。