PR
Axis Communications社President & CEOのRay Mauritsson氏
Axis Communications社President & CEOのRay Mauritsson氏
[画像のクリックで拡大表示]
新製品の「P33」シリーズ
新製品の「P33」シリーズ
[画像のクリックで拡大表示]

 ネットワーク・カメラを手掛けるスウェーデンAxis Communications ABは2009年5月27日,東京都内で記者会見を開き,同社の事業戦略や新製品について説明した。現在,監視カメラ市場ではアナログ・カメラからデジタル方式のネットワーク・カメラへの移行が始まっているが,監視カメラ全体に占めるネットワーク・カメラの比率は日本で20%,アジアで10%とまだ低く,「今後の成長が期待できる」(同社President & CEOのRay Mauritsson氏)と言う。

 ネットワーク・カメラの市場規模は,2007年の12億4300万米ドルから2012年には57億4600万米ドルと,5年で約5倍に拡大する見通し。Axis Communications社はこの分野で長年の実績があり,2007年のネットワーク・カメラ市場ではシェア33.5%と,ソニーやパナソニックを抑えて第1位となっている。売上高の13~15%を研究開発に投じており,ネットワーク・カメラ用のASICも自社開発している。顔認識などの各種アプリケーション・ソフトウエアはパートナ企業を通じて開発する。

 同社はエレクトロニクス業界で標準的に普及している動画圧縮技術やネットワーク技術を採用しており,最近では720pや1080iといったHDTV解像度の動画データをH.264形式で圧縮・配信するネットワーク・カメラを順次製品化している。2009年中に30機種以上の新製品を投入する計画で,既に7機種を発表済みであり,今回新たに8機種を発表した。

 今回発表した「P33」シリーズは,カメラ設置後の焦点合わせなどを遠隔操作できるようにし,設置時間を短縮した。これまでは監視ルームと連絡を取りながら手動で焦点合わせをする必要があり,時間がかかっていたという。解像度はSVGAまたは720pに対応し,H.264形式で動画を配信する。このほか,アナログ・カメラを4台まで接続し,H.264形式に変換するビデオ・エンコーダ「Q7404」や,従来に比べて大幅な小型化を実現した720p対応のドーム型カメラ「M3014」を発売した。いずれも日本以外では6月中に出荷する。日本での出荷は8月下旬を予定しており,販売価格は6月中旬に決める。