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図1 シャープ執行役員 通信システム事業本部長の大畠昌巳氏
図1 シャープ執行役員 通信システム事業本部長の大畠昌巳氏
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図2 中国市場向けのラインアップ
図2 中国市場向けのラインアップ
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図3 国内市場向けモデル4機種
図3 国内市場向けモデル4機種
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 シャープは2009年5月27日,携帯電話機事業の国内および海外市場向けの事業戦略を説明した。太陽電池モジュールを搭載する端末をはじめとする「“需要創造型”製品を国内・海外に積極的に展開するほか,中国や欧州市場を中心とする海外向け端末の販売比率を高めていく」(図1,同社 執行役員 通信システム事業本部長の大畠昌巳氏)という。携帯電話事業全体では,「販売額は前年度比120%の4900億円,台数ベースでは前年度比124%の1230万台を達成できるように取り組んでいく」(大畠氏)とした。なお,2009年度の販売台数目標の内訳は国内が830万台,海外が400万台である。

中国市場全体で初のトップ10入り

 シャープが携帯電話機の海外展開先として,注力する地域の一つが中国市場である。2008年6月に「AQUOS手机(ケータイ)」の名を冠した「SH9010C」を発売したのを皮切りに,2009年2月までに6機種34色を中国市場に投入済みである(図2)。AQUOS手机の第2弾として2008年11月に発売した「SH9020C」は4000~5000元の価格帯での販売シェアで5週に渡り首位を獲得した。シャープ製品全体では,2009年5月第5週での中国市場全体の販売シェアで初となる10位にランクした。「中国市場におけるシャープのブランドが浸透しつつある」(シャープの大畠氏)という。

 シャープは今後,2009年5月にAQUOS手机の第3段となる「SH9110C」を発売するなど,「引き続き,ハイエンドからミドルエンドまでの携帯電話機を積極的に投入していく」(同社の大畠氏)計画だ。さらに,「販売価格が1000~2000元の普及モデルについても拡大を図っていく」(同氏)とする。

国内シェアは30%に挑戦する

 一方国内市場では,シャープが2009年夏モデルとして市場投入するのは,NTTドコモ向けが3機種,KDDI(au)向けが2機種,ソフトバンクモバイル向けが7機種(ディズニー・モバイル向けの「DM004SH」を含む)の合計12機種。2009年秋以降に投入予定の新機種を含めて,「2009年度の国内販売シェアは30%を目指したい」(シャープの大畠氏)とした。

 2009年夏モデルの中で同社が特にアピールするのは下記の4機種。1000万画素CCDカメラを搭載し「AQUOS SHOT」の名を冠する「SH-06A」(NTTドコモ向け)と「933SH」(ソフトバンクモバイル向け),太陽電池モジュールを搭載した「SH002」(KDDI向け)と「936SH」(ソフトバンクモバイル向け)である(図3)。これらの製品を投入することで,「シャープとして市場全体を活気付けたい」(シャープの大畠氏)とした。