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 旭テックの完全子会社である米Metaldyne社は2009年5月27日、米連邦破産法11条をニューヨーク州南部破産裁判所に申請したと発表した。破産法適用申請には、Metaldyne社の子会社30社を含むが、米国以外にある会社や工場、親会社の旭テックは含まれない。負債総額は9億2900万ドル。

 Metaldyne社は破産法申請にあたり、裁判所の監督の下、主な資産を売却する二つの法的拘束力を持たない同意書(LOI:Letters of Intent)に署名した。それに伴い、米Carlyle Groupと旭テックの主要株主であるRHJ International社の二つの投資会社が、Metaldyne社の資産の一部を購入するLOIを提出した。RHJ International社は、欧州の鍛造部品事業、欧米の焼結部品事業、振動制御装置事業、パワートレーン部品事業の購入を提案している。一方、Carlyle Groupは、米国、メキシコ、スペインのシャシー部品事業の一部を購入するという。Metaldyne社は、ニューヨークにあるドイツ銀行などと1850万ドルの再建企業向け融資(DIPファイナンス)について合意しており、生産・販売などの活動は従来どおり継続する見込み。

 旭テックはこの申請に伴い、Metaldyne社を連結除外とした。また、2009年3月期において319億6600万円の特別損失を計上する。