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DuPont Display社が新材料で作製した有機ELパネル。
DuPont Display社が新材料で作製した有機ELパネル。
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 米DuPont Display,Inc.は,塗布プロセス向け有機EL材料を開発したことを明らかにした。同社としては3世代目に当たる有機EL材料となる。中でも緑色発光する材料は,1000cd/m2からの輝度半減期が100万時間を越えたという。これは,連続発光させたまま100年以上も発光し続けることに相当する。この緑色発光する材料は,色座標が(0.26,0.65)で,電流効率は25cd/Aである。

 DuPont Display社は今回,青色発光する材料もいくつか開発した。このうち,色座標が(0.14,0.12)の材料は,1000cd/m2からの輝度半減期が3万8000時間,電流効率6.0cd/Aだという。「青色発光する材料としては,公表された中で最長クラスの寿命」(DuPont Display社)と主張する。

 色座標(0.14,0.08)とより深い青色で発光する材料は,1000cd/m2からの輝度半減期が7000時間弱,電流効率が3.9cd/Aだった。「初期輝度をディスプレイに必要な200cd/m2にすれば,輝度半減期は約4万1000時間になる計算」(同社)。

 色座標が(0.68,0.32)の赤色発光材料では,寿命が6万2000時間,電流効率が13cd/Aだったとする。

 同社はこれらの材料の詳細について,2009年5月31~6月5日に米国テキサス州で開催する学会「SID Display Week 2009」で発表する予定という。