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 米Atmel Corp.は,静電容量方式のタッチ・スクリーンに対応した,検出点数の制限がない制御技術「maXTouch」を開発したと発表した(発表資料)。現在,この技術に基づく最初のICを,世界の主要なOEMメーカーに向けて,実演とデザイン・インのために用意しているという。2009年9月に同ICの一般向け発売を予定する。携帯電話機や,「ネットブック」と呼ばれる小型ノート・パソコン,プリンター,GPS端末,携帯型メディア・プレーヤー,デジタル・カメラ,POS端末などに向ける。

 開発したICは,タッチ・センサに向けて最適化したCPUコア「AVR」に加えて,静電容量方式のタッチ・スクリーン・センサから信号を取得して処理するアナログ・フロントエンド回路を集積した。XY座標の計算に向けた2個のDSPコアも搭載する。10型以上のタッチ・スクリーンに対応する。タッチの面積や線の幅を検出できる。スタイラス・ペンや指の爪での入力も認識できるという。既存品に比べて反応速度が大きく,データ取得の誤差が少ないとしているが,具体的な数値は公表されていない。耳や頬が触れたり,機器を握ったりしたときのタッチを排除する機能を搭載した。

 パッケージは5mm角のBGA。3個のバイパス・コンデンサを外付けするだけで,タッチ・センサ制御回路が構成できるという。既存の部品で同様の回路を構成するには「25~40個の外付け部品が必要だった」(Atmel社)という。



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