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 米Time Warnerは米国時間2009年5月28日,AOL事業の分社化を同社取締役会が承認したと発表した。分離手続きが完了すれば,AOLは完全に独立した株式公開企業となる。

 現在,Time WarnerがAOL全株式の95%を保持し,残り5%を米Googleが所有している。Time Warnerは2009年第3四半期にGoogleの持株を買い取る予定で,2009年末ごろに分離手続きを完了する見込み。

 AOLは近年,会員減少が続いて経営が低迷していた。2008年第4四半期の売上高は9億6800万ドルで,前年同期から23%減少した(関連記事:Time WarnerのQ4決算は160億ドルの赤字,AOLの不振響く)。Time Warnerは3月に,米Google上級副社長だったTim Armstrong氏をAOLの新たな会長兼CEOに任命(関連記事:Google上級副社長のArmstrong氏,AOL会長兼CEOに就任へ)。また4月には,AOL切り離しに向けて,債券保有者から契約改定に関する合意を取り付けていた(関連記事:Time Warner,AOL切り離しに向け債券保有者との契約改定へ)。

 Time Warner会長兼CEOのJeff Bewkes氏は,「分社化はTime WarnerとAOLの両方にとって,最良の結果をもたらすと確信している。これは,昨年初めより進めているTime Warner再構築の重要なステップの1つだ。当社が中核のコンテンツ事業にいっそう注力する一方,AOLは独立したインターネット企業として将来性を最大限に高める機会を得ることができるだろう」と述べた。

 またArmstrong氏は,次のようにコメントした。「独立企業になることで,中核事業を強化し,新しい画期的な製品やサービス提供にまい進することができる。やるべきことは山積みだが,当社には世界的ブランド,熱心なチーム,Webの将来への熱意がある」。

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