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 NEC液晶テクノロジーは,バックライトに新開発の白色LEDを採用することなどによって,従来の白色LEDより演色性に優れる12.1型のカラー液晶パネル・モジュールを開発したと発表した(発表資料)。「Adobe RGB」の色再現領域をカバーする。開発品に用いた白色LEDは,近紫外線LEDチップの光を,R,G,Bの3色の蛍光体に照射して発光させ,それらの光を混ぜることで白色光を実現する。これに,新開発のカラー・フィルタを組み合わせることで,Adobe RGBへの対応を可能にした。

 同社によれば,従来バックライトに採用されていた主な白色LEDは,青色LEDチップを使って,黄色の蛍光体を励起することで白色光を実現しているという。このため,冷陰極蛍光管(CCFL)に比べて赤や緑の波長成分が乏しく,色再現性が充分でなかったが,この問題を解決したとする。

 画素数は800×600。アモルファスSi TFT技術を用いる。輝度は標準で570cd/m2。色度域は,Adobe RGBのカバー率が100%,NTSCのカバー率が97%。電源電圧は3.3V。

 なお,NEC液晶テクノロジーは今回の開発品を,2009年5月31日~6月5日に米国サンアントニオで開催される「SID(Society for Information Display)2009」に出展する予定である。