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[図]50Lタイプのバイオディーゼル燃料製造装置。2009年5月26〜29日開催の「2009NEW環境展」(主催は日報イベント)に出展したもの。
[図]50Lタイプのバイオディーゼル燃料製造装置。2009年5月26〜29日開催の「2009NEW環境展」(主催は日報イベント)に出展したもの。
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 セベック(本社東京)は,バイオディーゼル燃料製造装置に50Lタイプを追加する(図)。同装置は,飲食店などから出された食用廃油(植物油)にメタノールや水酸化ナトリウム,水を加えて同燃料を生成する装置。6時間で50Lの廃油から45Lの同燃料を造れる。同燃料の製造コスト(廃油を回収するコストを除く)は約50円/Lという。販売開始は2009年6月1日からとしている。

 同燃料の主成分は脂肪酸とメタノールからできるメチルエステル。軽油とは全く異なるものだが,ディーゼルエンジン車の燃料として使える。同社によれば,軽油に比べて排出ガスがきれいで,粒子状物質(PM)は1/3以下に減らせ,硫黄酸化物はほとんど出ないという。流動点が-5℃までと軽油の-11.5℃より高いが,添加剤を加えることで-20℃まで流動性を持たせられる。発熱量は,軽油よりはわずかに小さめだが,ほぼ同等としている。

 同社では,これまではもっと大型の装置を提供していたが,装置の導入を検討している人々から廃油が思ったほど集まらないという声が多く寄せられていた。今回,50Lタイプの追加に踏み切ったのは,そうした人々のニーズの応えるためという。価格は185万円(税別)で,6年分のメンテナンス料を含む。50Lタイプの外形寸法は,幅750×奥行き750×高さ1470mm。

 なお,同社では,バイオディーゼル燃料の製造で生成される副産物のグリセリンを燃料として使えるストーブも商品化する。ビニールハウスの暖房用などを狙ったもので,2009年7~8月に販売を開始する計画としている。