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早稲田大学総長の白井克彦氏(左)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事長の立川敬二氏(右)
早稲田大学総長の白井克彦氏(左)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事長の立川敬二氏(右)
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早稲田大学が研究開発している小型衛星「WASEDA-SAT2」
早稲田大学が研究開発している小型衛星「WASEDA-SAT2」
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 早稲田大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2009年5月29日,研究開発や教育,人材育成など幅広い分野における連携を目指し,協力協定を締結した(プレス・リリース)。これまで実施してきた宇宙および航空科学分野に加えて,社会科学や人文科学など新しい分野を含めた横断的な共同研究や教育,人材育成などに積極的に取り組むとしている。JAXAが大学と協定を結ぶのは,2007年8月に初めて東北大学( Tech-On! 関連記事)と始めて以降,7校目となる。私立大学では初めてとする。

 早稲田大学が研究開発している小型衛星「WASEDA-SAT2」の共同研究を進める。同衛星は,「H-IIA」ロケットで2010年に打ち上げを予定している金星探査機「PLANET-C」の副衛星として搭載する。小型衛星は,地球周回軌道に投入され,QRコードを用いた実験や船外撮影を実施する。これはQRコードを衛星間のデータ通信に利用するための基礎実験と位置付ける。機内のLEDパネルを使って表示したQRコードをカメラで撮影し,これを地上に送信して一般利用者に閲覧できるようにする計画だ。

 このほか,国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に早稲田大学の研究している大型実験設備を設置し,高エネルギー電子やガンマ線を計測する実験を検討している。一方,研究以外の分野では宇宙教育に力を入れる。早稲田大学の付属中学校や高校などで宇宙に関する授業を開催するほか,教材の作成や配布,教員への教育方法の指導を進めていく。