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単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移(データ提供:SIAおよびWSTS,グラフ化:日経BP電子・機械局)
単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移(データ提供:SIAおよびWSTS,グラフ化:日経BP電子・機械局)
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単月の半導体の世界売上高(3カ月移動平均値)と対前年同月比の推移 SIAとWSTSのデータ。
単月の半導体の世界売上高(3カ月移動平均値)と対前年同月比の推移 SIAとWSTSのデータ。
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 米SIA(Semiconductor Industry Association)の発表によると(ニュース・リリース),2009年4月における半導体の世界売上高は156億4000万米ドルとなり(3カ月の移動平均値,以下同),対前月比で6.4%増である。3月に引き続き(Tech-On!関連記事),2カ月連続で前月よりも増加となった。

 3月には前月比でマイナス成長だった半導体日本市場も,4月には+2.4%となって,増加に転じた。SIAによれば,4月の世界売上高が6.4%増と予測よりも伸びたのは,最終需要と在庫補充の両方で改善が見られたためである。この動きに合わせて,機器の需要予測が上方修正されているという。

 例えば,2009年におけるパソコン(PC)の出荷台数の最近の予測は,対前年比で6%の減少となった。2009年初頭の予測では12%の減少だった。また,携帯電話機の出荷台数の予測も,当初の15%減から7%減へと改善されているという。なお,パソコンと携帯電話機で,半導体の需要の約6割を占めている。

 一方,半導体需要の7%を占める自動車の世界市場や,企業のIT投資意欲は依然として弱いままである。また,民生機器は,デジタル・テレビやハンドヘルドのゲーム機を除くと,出荷台数は低調という。なお,2009年4月における半導体の世界売上高の対前年同月比は25.1%の減少となっており,本格的な回復には時間がかかりそうだ。