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2009年3月に開催された「Emerging Technology Conference(ETech)」で,Pixel Qi社が示した「3Qi」のコンセプト
2009年3月に開催された「Emerging Technology Conference(ETech)」で,Pixel Qi社が示した「3Qi」のコンセプト
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 ウワサのディスプレイが,ついにベールを脱いだ。ベンチャー企業の米Pixel Qi社が開発を進めていた,トリプル・モード型のディスプレイ「3Qi」である。同社のホームページによれば,2009年6月2日から台湾で開催される「Computex Taipei 2009」や同年5月31日から米国で開催されている「SID Display Week 2009」において,試作品のプライベート展示を実施するという。展示するディスプレイの画面寸法は10.1型,アスペクト比は16対9とみられる。

 このディスプレイの特徴は,(1)フルカラー表示の透過型モード,(2)半透過型のカラー表示モード,(3)反射型の電子ペーパー・モードの三つのモードを備えること。従来の液晶技術をベースにしているという。これまでは,コンセプトのみが示されるにとどまり,実際の試作品などは一切公開されてこなかった。しかし,そのコンセプトのユニークさなどから,業界内外での注目が集まっていた。

 Pixel Qi社は,いわゆる「100ドルPC」と呼ばれる低価格なノート・パソコン「XO」を開発した,米非営利団体One Laptop per Child(OLPC)の元CTOであるMary Lou Jepson氏が設立したベンチャー企業。XOでも,カラー表示と白黒表示を切り替えられるユニークなディスプレイを搭載していた。

 同社は,3Qiを主にネットブックなどの携帯型パソコンや電子ブック端末などに向け販売する方針。2009年後半に,量産を計画しているという。

Pixel Qi社の開発品の詳細やインタビューなどについては,日経エレクトロニクス誌に近く掲載する予定です。